梅の雨と書いて、“梅雨”。梅雨の由来は諸説ありますが、中国では、梅が熟れて熟する頃に雨が降るということで“梅雨(ばいう)”となったと言われています。
そんな梅雨の時期は、【梅仕事】が始まります♪
身近だけど意外と知らない?梅のお話。
梅の栄養は?
【梅】と聞いて思い浮かべるのは、なんといっても梅干しのあの、すっぱーい酸味!
だんだん口の中に唾液がじわ~っと…これは条件反射の一つ。過去の強烈な酸味の経験を受けた人に起こるもの。
蜂蜜や甘味料で甘~く作られた梅干ししか食べていないと…この反射は起こらないかもしれませんね。
この酸味の主な成分は、クエン酸です。クエン酸の嬉しい効能は?
1.キレート効果
クエン酸には、“キレート作用”というものがあり、ミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム)等が酸化されてしまう前に、包みこんで吸収させる働きがあります!微量にしか摂れないミネラルだからこそ、クエン酸と一緒に摂り入れて、吸収率もアップさせたいですよね♪
2.抗酸化作用
ストレスや食生活の乱れにより、活性酸素が体内に増えてしまいます。“抗酸化”とは、体の細胞が活性酸素によって傷つけられるのを防ぐこと。クエン酸には抗酸化作用があり、活性酸素の力を抑えてくれる働きがあります♪
3.疲労回復?
“疲労回復にはクエン酸!”などと言われていますが、実はヒトでの有効性については信頼できる十分なデータがないとされているんです…。
しかし、疲れている時にクエン酸が多いすっぱい物を食べると、スッキリして疲れが取れるような気になりますよね?気分が変わるだけでも、不思議と体にも変化が!心と体は繋がっています♪
青梅は毒?
青梅には、青酸配糖体(アミグダリン)といる成分が含まれており、そのまま大量に(100個以上)食べると体調を崩すと言われています。まだ若い青梅は、種を守る為にこの毒性を持っているんだとか。実が熟すにつれて毒性は減っていきます。子供が食べても大丈夫?と心配されるお母さんもみえますが、塩漬けや砂糖漬け、天日干しすることで毒成分は抜けてしまうので安心してくださいね。
【梅仕事】始めませんか?
そんな梅を使って作る、美味しいもの。手間はかかりますが、保存ができるものも多いので、この時期ならではの手仕事を楽しんでみませんか?
季節の手仕事←こちらで紹介させていただいています。ぜひ、ご覧ください♪
今年は間に合わなかった…という方は、来年に楽しみを持ち越しましょう☆
“梅仕事の会”の開催も検討中です!ひとりより、ふたり。みんなで一緒に作りませんか?