豊田市にある味噌蔵【桝塚味噌】さんの、“みその学校”というイベントに参加させていただきました。
蔵見学と、初めての豆味噌仕込みにドキドキワクワク…♪
味噌蔵の見学へ
優しいオルゴールの音色に導かれ、木桶が並ぶ蔵の中へ。オルゴールは、味噌と蔵で働く人の為に流されているそうです♪“環境”は人にも、味噌にとっても大切。
社長に案内していただきながら歩く蔵の中。何十年も大切に大切に使われている木桶がずらり。この場所で、静かに働き続けているんですね。
なかには、1865年(元治2年)に作られた木桶も!150年以上たった現在でもまだまだ現役なんだそう。
こちらの味噌蔵、戦時中は飛行訓練を行う場所だったそうです。子供たちが操縦訓練シュミレーター等を使い、戦うことを学んでいた場所。
そんな場所で、“食べること、生きること”を現代の子供たちに伝えていきたいとのお言葉から、強い思いが伝わりました。
こちらは、特別に試食させていただいた幻の調味料“たまり”。12tの味噌から、たった40ℓしか出来ない貴重なもの!!醤油の原型とも言われています。
トロリとした黒蜜の様なたまりは、旨味たっぷりで濃厚な味わい。焼き餅につけていただくそうです!絶対美味しいですよね!!
豆味噌仕込み
蔵見学の後は、豆味噌仕込み。豆味噌を仕込ませていただくのは初めて!まずは、味噌について勉強します。
豆味噌の原材料は、大豆+塩のみ。米味噌、麦味噌は大豆+米麹(麦麹)+塩を使用しますが、豆味噌は大豆を大豆麹にして造ります。こちらがその大豆麹。味噌玉麹とも言われています。
本物を見て触れたのは、本日が初めて!!食べわてみると、しっかりとした大豆の味と、かすかに納豆の香りがふわり。管理が難しい為、販売はされていないそう。とっても貴重!!
この大豆麹を、手でよく潰して…
塩と水をよ~く混ぜ合わせて…
容器に詰めて完成!出来上がりまでは、1年以上待ちます。
桝塚さんの味噌は、クセがなくまろやかで飲みやすい豆味噌。試飲させていただいた味噌汁おいしかった~!来年が楽しみです♪
昔の日本では家族や親戚で味噌仕込みを行い、“手前味噌”が当たり前でした。今では買うことが当たり前。どこで、どのように作られたのか、どれくらいの月日がかかったのか?何を使って出来ているのか?
そんなことを考えるのは、大切な日本の食文化を守ることにつながると思います。
自分で、家族で仕込んだ味噌汁が並ぶ食卓は、きっと身体も心も豊かに!
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
桝塚味噌さん→☆こちらから☆